長芋の皮にある黒い点や変色は食べられる?
スーパーで買ってきた長芋の皮を剥いたとき、表面に黒い斑点があらわれて驚いた経験はないでしょうか。実はこの黒いプツプツの正体は、「ひげ根の跡」や、長芋に含まれるポリフェノールが空気に触れて酸化したものです。
品質が劣化しているわけではないため、そのまま食べても全く問題ありません。もし見た目を美しく仕上げたい場合は、ピーラーで少し厚めに皮を剥くか、包丁の角で気になる部分だけを取り除くとよいでしょう。
手のかゆみや変色を防ぐ下処理の基本
長芋を扱う際にもう一つ気になるのが、特有の「ぬめり」と「手のかゆみ」です。かゆみの原因となる成分は酸に弱いため、調理前に自分の手に少しお酢をつけておくと、不快なかゆみを防ぐことができます。
また、切った長芋は空気に触れると赤茶色に変色しやすいため、すぐに食べない場合は酢水(水2〜3カップに対してお酢大さじ1)に5分ほど浸しておきましょう。シャキシャキとした食感を保ちつつ、美しい色合いをキープできます。
生とは違うホクホク感。長芋のおすすめ炒めレシピ
長芋といえば、すりおろして「とろろ」にしたり、短冊切りにして生で味わうのが定番ですが、火を通すことでホクホクとしたお芋のような食感に変化します。加熱した長芋は時間が経っても水っぽくなりにくいため、夜に向けて作り置きし、電子レンジで温め直して食べるのにも最適です。
豚肉と長芋のオイスター炒め
ご飯が進むメインのおかずとしておすすめなのが、豚肉と合わせたオイスター炒めです。
作り方はとてもシンプル。ごま油で豚肉を炒め、色が変わったら長芋を加えてこんがりと焼き色がつくまで炒め合わせます。味付けはオイスターソースと醤油を1:1の割合で絡めるだけ。豚肉の旨味が長芋に染み込み、豊かなコクが生まれます。
さらに、冷凍のニラがあれば風味のアクセントにぴったりです。ニラは火が通りやすいため、解凍せずに完成の直前に入れ、サッと30秒ほど炒め合わせるのが美味しく仕上げるコツです。 ※ニラやネギ類は猫などのペットにとって有害な食材です。ご自宅で動物と暮らしている場合は、調理中に床に落としたりしないよう、取り扱いには十分ご注意ください。
食べるラー油を「後乗せ」でアレンジ
炒め物のアレンジとして、市販の「食べるラー油」を合わせると、フライドガーリックのザクザクとした食感とピリッとした辛味が加わり、さらに箸が進む一品になります。
ただし、フライパンで一緒に炒めたり、食べるラー油をかけた状態で電子レンジで温めたりすると、せっかくの食感が損なわれてしまいます。冷蔵庫で保存し、食べる直前に温め直してからトッピングする「後乗せスタイル」で楽しんでください。
余った長芋を長持ちさせる冷蔵・冷凍保存法
一度に使い切れなかった長芋は、足が早いため常温保存は避け、季節を問わず適切に冷蔵・冷凍で管理することが大切です。
冷蔵保存は切り口の乾燥を防ぐ
冷蔵庫の野菜室で保存する場合の目安は1〜2週間です。長芋は切り口から酸化して傷んでいくため、キッチンペーパーで水分を拭き取り、ラップで隙間なくピッチリと包んで空気に触れないように密閉しましょう。
用途に合わせた便利な冷凍保存
すぐに使わない場合は、冷凍すれば約1ヶ月保存可能です。 すりおろして「とろろ」にした状態でジップ付き保存袋に入れ、薄く平らにして菜箸などで筋をつけておけば、使いたい分だけ割って解凍できます。また、短冊切りや輪切りにして冷凍したものは、解凍せずにそのままフライパンや鍋に入れて調理できるため、日々の自炊の心強い味方になってくれるはずです。