ピザ生地の種類を徹底比較!本場の美味しい食べ方とは

ピザを注文する際、どの生地を選ぶか迷った経験はありませんか。ふっくらとした食感やパリッとした歯ごたえなど、生地の選び方ひとつでピザの味わいは大きく変わります。

本記事では、イタリアやアメリカで独自の発展を遂げてきたピザ生地の種類と歴史的背景を比較し、さらにご自宅で簡単に試せる本場イタリアの美味しい食べ方をご紹介します。

ピザ生地の主な種類と特徴を徹底比較

ピザ生地は、発祥地や製法によって多様な種類が存在します。代表的な生地の特徴を一覧にまとめました。

生地の種類発祥食感の特徴おすすめのシーン
ナポリ風イタリアみみはふっくら、中はもっちり小麦の香りや本格的な味わいを楽しみたい時
ローマ風イタリア全体が極薄でサクサク、パリパリお酒のおつまみや、具材の味をダイレクトに味わいたい時
ハンドトスアメリカ外はカリッと、中はもちもちデリバリーの王道。定番の食感を楽しみたい時
パンピザアメリカふっくら厚みがあり、底はサクサクがっつりとしたボリュームと満足感が欲しい時
スタッフドクラストアメリカみみまでチーズが詰まってとろけるピザのみみを残しがちな方、チーズを存分に味わいたい時
NYスタイルアメリカしなやかでモチモチ。特大サイズV字に折って、ストリートフード感覚で食べたい時
シカゴピザアメリカ極厚。具とチーズがなだれ込むパイ食感ナイフとフォークで、特別なごちそうとして楽しみたい時

ナポリとローマ、本場イタリアの生地の違い

イタリア国内でも、地域によってピザのスタイルは大きく異なります。

ナポリピッツァの特徴と歴史

18世紀のナポリで、労働者向けの屋台のファストフードとして誕生しました。生地には油分を一切入れず、小麦粉、水、塩、酵母のみを使用します。職人が手で優しく伸ばして空気をフチに集めるため、「コルニチョーネ」と呼ばれるふっくらとした「みみ」ができるのが特徴です。高温の薪窯で一気に焼き上げるため、外は香ばしく中はもっちりとした食感に仕上がります。

ローマピッツァの特徴と歴史

第二次世界大戦後、食糧難の時代にローマのパン屋で生まれました。少ない材料で人々の空腹を満たす工夫から、生地にオリーブオイルを混ぜて伸びを良くし、麺棒で空気を抜きながら極薄に広げます。オーブンでじっくり水分を飛ばして焼くため、「スクロッキアレッラ(カリカリしたやつ)」と呼ばれるほどの軽いスナック食感になります。

アメリカで進化したピザスタイルの多様性

イタリアからの移民が持ち込んだピザは、アメリカのライフスタイルに合わせて独自の進化を遂げました。

ニューヨークスタイルとシカゴピザ

ニューヨークスタイルは、忙しい労働者が片手で手軽に食べられるよう、特大のスライスをV字に折りたたんで食べるスタイルが定着しました。一方、シカゴピザは深い鉄鍋(ディープ・ディッシュ)を使って焼き上げる極厚のピザです。焦げを防ぐため、生地、チーズ、具材、トマトソースという逆転の層構造になっており、まるでケーキのようなボリュームがあります。また、私たちがよく知る「ハンドトス(空中で生地を投げて遠心力で均等に伸ばす手法)」も、アメリカの大手チェーンなどを通じて世界中に広まった製法です。

ピザにタバスコは日本特有?実はアメリカ発祥のスタイル

日本の宅配ピザや喫茶店では、ピザにタバスコを添えるのが定番の風景です。これは日本独自の文化と思われがちですが、実はアメリカから持ち込まれたスタイルなのです。

アメリカ生まれの調味料であるタバスコは、現地でもピザに辛味を足す際に親しまれています(アメリカのピザ店では粗挽きの乾燥赤唐辛子も定番です)。戦後、日本にアメリカンスタイルのピザが上陸して広まった際、この「タバスコをかける」という習慣もセットで定着していきました。

一方で、本場イタリアをはじめとするヨーロッパでは、ピザにタバスコをかけることは基本的にありません。タバスコにはお酢(ビネガー)が多く含まれており、その強い酸味がトマトソースやチーズの繊細な風味のバランスを崩してしまうと考えられているからです。

本場イタリア流!自家製チリオリーブオイルの作り方

イタリアで辛味を足したい時は、「ピカンテ(唐辛子を漬け込んだオリーブオイル)」を使うのが一般的です。酸味がなく、ピザの風味を引き立ててくれます。ご自宅でも簡単に作ることができますので、ぜひお試しください。

  1. 容器の準備:保存ビンを熱湯消毒し、水気が一滴も残らないように完全に乾かします。
  2. 漬け込み:エキストラバージンオリーブオイルに、完全に乾燥した唐辛子(鷹の爪)を入れます。生の唐辛子や水分の多いハーブは傷む原因になるため避けてください。
  3. 保存と日持ちの目安:コンロ横などの熱や直射日光が当たる場所を避け、シンク下などの冷暗所(常温)で数日〜1週間ほど寝かせれば完成です。完全に乾燥した唐辛子を使用し、中に水分が入らないように気をつければ、常温保存で1〜3ヶ月ほど美味しくお使いいただけます。

ピザだけでなく、普段の炒め物などにも幅広く活用できる便利な万能オイルです。お好みのピザ生地に合わせて、ぜひ大人の味わいを楽しんでみてください。

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